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お遍路さん

2005/5月 先ず最初に目にしたのが
お遍路道中の心構えとして”十善戒”の教えである

るるぶ情報誌「四国八十八ヶ所」お遍路のマナーより
遍路はひとつの「修行」その道中の心構えとして”十善戒”
不殺生(ふせっしょう)
むやみに生き物を傷つけない
不偸盗(ふちゅうとう)
ものを盗まない
さすがに人を殺したことはないが
止む無く?数々の殺生
腹を満たす為に
昔々帰るバス賃が不足して5円の集り
お月見の時は隣りの柿やらだんごを
盗んでよいと教えられていた
不邪淫(ふじゃいん)
男女の道を乱さない
不妄語(ふもうご)
うそをつかない
無言 ウソも方便と勝手な理屈を
不綺語(ふきご)
無意味なおしゃべりをしない
不悪口(ふあっく)
乱暴なことばを使わない
比較的無口なほうではあるが 女房や娘に向って、直ぐかっとなるらしい
この甘えは何時になっても治らない
不両舌(ふりょうぜつ)
筋の通らないことを言わない
不慳貪(ふけんどん)
欲深いことをしない
自分勝手な話しを押し付け、人の話しを聞かない最悪 貰うものは一銭でも多く、出すものは一銭でも少なく
と、心の中で
面に出さないのが、なお偽善的
不瞋恚(ふしんに)
耐え忍んで怒らない
不邪見(ふじゃけん)
まちがった考え方をしない
長い会社生活、組織の中での立振る舞いが下手くそ
ぶつぶつ言いながら、なんとか転職せず
(今の時代、能力がなかったとの見方もあるが)
なんとか定年出来たので・よしとするか
こりゃ
日々葛藤
ひとつどれをとっても誇れるものがない
『十善戒は古くから仏教のなかで説かれてきた教えです
十善戒の「戒」とはインドの古い言葉でシーラといい
「よい習慣を身につける」という意味です』と解説されている

参拝手順 (2019-1/28 更新)
1. 合掌・一礼し山門(石柱門)より境内へ入る
2. 手を洗い口をゆすぐ  (忘れてしまう事が多いが良しとしている)
3. 本堂で蝋燭と線香を捧げ、お賽銭を納める
4. 合掌・礼拝し、読経・祈願し納め札を指定の箱に納める
5. 大師堂(弘法堂)で蝋燭と線香を捧げ、お賽銭を納める
6. 合掌・礼拝し、読経・祈願し納め札を指定の箱に納める
7. 納経所で納経印を頂く
8. 必要ならば境内見学と休息
9. 山門(石柱門)にて、合掌・一礼し参拝を終える
注: 蝋燭と線香に関する施設が充分でない時は省略することがある
強風雨の時ご無礼する事もある
知多四国の場合
     本堂ではお賽銭奉納後、ご本尊真言のみ唱える
     納め札は大師堂のみとなる
     その他、知多四国の歴史、風土もあり従う

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読経は諳んじるのでなく経本を見て節をつけることなく棒読み声を出して読経する

読経の手順 (2019-1/28 更新)
1. 合掌禮拝  がっしょうらいはい 1返
2. 普禮真言  ふらいしんごん 3返
3. 開経偈  かいきょうげ 1返
4. 懺悔文  さんげもん 1返
5. 三帰  さんき 1返
6. 三賁  さんきょう 1返
7. 十善戒  じゅうぜんかい 1返
8. 発菩提心真言  ほつぼだいしんごん 3返
9. 三摩耶戒真言  さんまやかいしんごん 3返
10. 般若心経  はんにゃしんぎょう 1返
11. ご本尊真言     ごほんぞんしんごん 3返
12. 光明真言  こうみょうしんごん 3返
13. 御宝号  ごほうごう 3返
14. 回向文  えこうもん 1返
15. 合掌一礼《・・・ありがとうございました
注:  11.番 ご本尊真言は大師堂では唱えない
 5,6,7番は 3辺との説もあるが 1辺とした

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古希を迎えるに当たり (2012年10月吉日)

某にとって お遍路は修行か



サラリーマン人生を終えた某:40数年の会社生活が修行と思う也
在家人の某:拙い人生修行なり


お遍路は心身健康楽しみの一つ也

十人十色、百人百景のお遍路あり

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某のお遍路も終盤、一つお遍路への思いをしたためた (2018年4月吉日)

お遍路について霊場のご住職さんや先達さんが説いておられる
例えば
「どんな方法で ・ 何回巡ったかではなく」
「本質は己の心をみつめる」、「自分探し」
「何かに、拘り、執着していた自分の心を見つめ直すことである」

拘り強く超気分屋の某、出来得るならば
己を省み「己の欲せざる所は人に施す勿れ」を肝に銘じ
"出しゃばらず、聞き上手になる"を常とし

究極は"後姿にお辞儀される人となる"事を某の本意とする

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 知多四国八十八ヶ所      もうひとつの巡礼       四国八十八ヶ所

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