091230

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知多四国 1巡目 結願
2009-12/30(水)
出発最寄駅:JR大高駅 帰着最寄駅:名鉄本笠寺駅      天気:曇り 概算距離:8Km 概算費用:2,345円
札所番/累積 山号 寺名 ふりがな 距離 着時刻
JR 大高駅 - - - - 6:45
87番 /87 鷲津山 長寿寺 ちょうじゅじ 0.2 7:11
88番 /88 瑞木山 円通寺 えんつうじ 3.2 8:28
途中移動:JR 南大高駅 〜 JR 笠寺駅 2.9 9:24
個人的番外 /100 天林山 笠覆寺 りゅうふくじ 1.4 10:01
名鉄 本笠寺駅 - - - 0.6 10:59
(8.3) ≒4hrs

2008年12月、母親の看病が必要となり再就職した会社を
離職したその翌日 12/21に入院
看病らしきもせず、あっけなく
12月30日息を引き取る

先日12月12日に無事一周忌を終え
雨が降ろうが結願を迎えたく準備計画した

また亡き両親がよくお参り
特に六の市によく出かけていた
笠覆寺(りゅうふくじ) 通称 笠寺観音を
5/20 発心した知多四国巡拝の
個人的な結願寺とした。

これは今後、もし知多四国を巡る機会を得られれば
これを続けたい

祈願する事は
供養・『俊徳院穏光日茂信士』
供養・『敬徳院妙光日鈴信女』
・ 家族面々の身体健全、大難は小難・小難は無難への祈願と
この一年の無事御礼を


88番札所 円通寺(えんつうじ)

JR 大高駅(6:48)


日の出時刻は過ぎたが陽は雲に隠れている
寒い朝だ

毎度、駅改札を出て
さて・どっちだと地図と睨めっこ
人通りなく尋ねる事も出来ない

いつもの方向音痴

案の定暫くは反対の方向へ
様子がおかしく再び駅近くまで戻り
87番 長寿寺を目指す

山門前の広い駐車場の片隅で
身震いしながら身支度

第87番札所 長寿寺(ちょうじゅじ)
山門(7:11)

境内(7:42)

年末のお墓参りの方が、ぽつりぽつりと訪れるが
本堂と弘法堂の扉は硬く閉ざされ朝がまだ明けていない様子

寒さとお袋の事が脳裏に浮かび
震えながらの読経、目頭が熱くなり声がつまる

お参り済ませ納経所のベル
折角だから納め札を納めたく”弘法堂はまだ開きませんか”と確認してみた

「申し訳ありません今から開けますから」とお庫裏さん
「掃除の途中で散らかってます」と扉を開けて頂く

弘法堂内で暫したたずむ
伊勢湾岸道下(8:23)

知多四国の場合多くの方は
札所の立地関係で
5番から88番と巡拝し87番で結願を
迎える行程が多くガイドブックも
そのような案内になっている

歩き出せば暖かくなるであろうと
目印を見落とさないよう進む

88番札所近くの畑地
懐かしい積み上げた稲の束

第88番札所 円通寺(えんつうじ)
山門(8:28)

境内(8:54)

山門や石柱門なく札所案内石柱近くで一礼して境内へ
その正面が本堂のようであるが朽ち果てた感じ
本堂は右と案内

庫裏、納経所の横にご本尊が仮安置されているのであろう
”こちらが本堂です”の案内
弘法堂は朽ちた本堂の左

庫裏を除き少し雑然とはしているが
何処となく落ち着きを感じるのは、りんとした寒さのせいか

正月用に床屋さん行かれたのかなツルツル頭のお上人さんに(失礼)
JR 大高駅と南大高駅への距離を尋ねると
「どちらへ行かれるんですか・・・・どっちこっちですな」
もし迷ったら大高駅にしようと札所を後に

JR 南大高駅付近(9:22)

高速道路沿いを暫く歩き
住宅造成が進む丘陵地から
新興住宅が並ぶ駅周辺へ

昨年の3月に開業した新たな
JR 南大高駅

ここから二駅でJR笠寺駅

JR笠寺駅、小さい頃列車を見に来た事があるが、もうその面影は駅にはない
ここから笠寺観音までは地図が無くとも知りえた地
周辺眺めながらのんびり進む

JR笠寺駅前から”笠寺観音さん”方面を望む
駅から国道1号線を渡り、向って一本左の路地
昔”笠寺銀座”として栄えていたが
個人的番外札所 笠覆寺(りゅうふくじ)
山門(10:01)

境内(10:38)


何時もは西門から境内へ入るが
今回は懐かしい仁王門を潜り水屋で身支度と手を清め本堂へ

ゆっくり・ゆっくり、ご本尊に続いて弘法大師が祀られているお堂にて読経参拝

納経帖の空白ページに手書きの納経を頂く


天林山 笠覆寺(りゅうふくじ) 本堂内





子供の頃天白川とその周辺で遊んだ
その途中にある笠寺観音さん

その頃と変わらない水屋
ここで、水を飲んだり足を洗ったり・・・

水かけ地蔵さん、昔より随分太った感じ、新しくなったのであろう
大きな石の水槽はむかしのままである

そんな事を懐かしみながらベンチで
白衣をたたみ、山谷袋などリュックにしまう
まるで昔に戻ったように

笠寺観音 西門から商店街を望む
笠寺西門 商店街(10:55)

名古屋笠寺郵便局

笠寺西門 商店街 路地(10:56)


このお店の向って左側近く、茅葺の陶器店があったが
名鉄 本笠寺駅(10:59)

商店街から細い路地
昔懐かしい通勤通学路

個人的結願寺 笠覆寺へ

個人的に結願寺とした笠覆寺、通称 笠寺観音は思いで深い観音さんだ

昭和20年後半、笠寺観音から一里塚、そして天白川
未だアスファルト舗装時代、夏の暑さで柔らかくなった
国道を裸足でヒタヒタそして天白川で泳ぐ
(堰堤で一瞬溺れ、それ以来、水恐怖症の金づち)
観音さんから天白川までは全て田んぼで、しじみも取れた、そんな時代

また、節分の頃観音さんでは一合枡に焼印を押しうず高く積まれた枡
当日の露天のにぎあい

今は亡き両親がよくお参りに出かけ
毎月の六の市、孫を連れての買物に出かけた父親
そんな光景が走馬灯のように目に浮かぶ

笠寺観音とその周辺をもう少しのんびり散策したかったが
年の暮れ、お昼までに戻りたく
西門を出た昔からの饅頭屋で切り餅を買い帰路に

2009-5/20 知多四国八十八箇所巡拝の発心
以後 10日間で第1順目の巡拝を無事終えた
欲張り一杯の祈願

我が身の勝手気まま・我がまま性格は依然として直らず
弘法太師に委ねる事無く自らの努力が肝要である事は理解しているが
何時になったら大人になれるやら

どこか何かて記したが
死んだ時その満願成就を得られるのであろう

合掌

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