091127

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知多四国 九日目
2009-11/27(金)
出発最寄駅:名鉄古見駅 帰着最寄駅:JR共和駅      天気:晴 概算距離:20Km 概算費用:4,515円
札所番/累積 山号 寺名 ふりがな 距離 着時刻
名鉄常滑線 古見駅 - - - - 6:50
79番 /77 白泉山 妙楽寺 みょうらくじ 0.3 6:58
番外 /10 白泉山(開山所) 妙楽寺 みょうらくじ 0 6:58
78番 /78 宝泉山 福生寺 ふくしょうじ 1.3 7:49
80番 /79 海鳴山 栖光院 すこういん 2.3 9:10
81番 /80 巨渕山 龍蔵寺 りゅうぞうじ 0.8 9:54
82番 /81 雨尾山 観福寺 かんぷくじ 3.3 11:14
83番 /82 待暁山 彌勒寺 みろくじ 1.3 12:03
86番 /83 大悲山 観音寺 かんのんじ 2.4 13:47
85番 /84 慈悲山 清水寺 せいすいじ 1.6 14:43
84番 /85 瑞雲山 玄猷寺 げんにゅうじ 1.5 15:37
05番 /86 延命山 地蔵寺 じぞうじ 3.5 16:57
JR東海道本線 共和駅 - - - 1.5 17:46
(19.8) ≒11hrs

12月は法事を二つ、その間に孫とディズニーランドの予定がされ
たださえ慌しい12月
その暮れに結願したく11月三度目の巡拝となる

前回出発前の失態を繰り返さないよう前日確認・よし!

ガイドブックのモデル巡拝行程とはかなり異なってしまい
前回助かったweb検索地図も印刷持参
この地図
右左折ポイントや要所の目印は無いが
全体像が把握でき、例え右左折ポイントを一本間違えても
とんでもない方向へは行かないメリットがあるのかも

祈願する事は
供養・『俊徳院穏光日茂信士』
供養・『敬徳院妙光日鈴信女』
・ 家族面々の身体健全、大難は小難・小難は無難を願う


78番札所・福生寺(ふくしょうじ)

名鉄 古見駅(6:50)


何時もの身支度は
妙楽寺に着いてからでよいかと
向う方向をうろうろ

名鉄常滑線上り下り方向と
ガイドブックを逆に見てしまい
暫く反対方向へ歩く

駐輪場で整理されている係員さんに
訊ね引返す

今日も迷走混乱かいなと
妙楽寺に着く

身支度を終えた頃
山門正面、納経所の雨戸が開く

目が合い「おはようございます」
第79番札所,番外(開山所) 妙楽寺(みょうらくじ)
山門(6:58)

境内(7:24)


風は無く、うす曇
朝の静かな境内、ゆっくりゆっくり
本堂、弘法堂と開山所で読経

終わるのを待っててくれたのか
「今日は温かでお参りにはいいですね、この時間ですと沢山廻られますね」
笑顔のお庫裏さん
首からぶら下がるカメラ見て
「写真も撮っておられるんですか、ごゆっくりどうぞ」

古見駅周辺の住宅街(7:36)


自転車で駅へ向う
通勤・通学の方が元気に走り去る
用水横の住宅街

広い国道 155号線の交差点を渡り
少し登った先に幟旗
路地を進むと山門

第78番札所 福生寺(ふくしょうじ)
山門(7:49)

境内(8:11)

少し薄日が差してきた境内
本堂前には大きな大黒さんの立像
なんとも穏やかでにこやかな顔
不謹慎にも宝くじ当るといいなとお願い

納経所前には沢山の”さくら草”の鉢
こぼれ種で芽が出たものを 9月に植え替えたとの事
しばし、お庫裏さんと雑談

国道155号?(8:36)

踏切手前(8:46)


福生寺を出てこっちの方向だろうと半信半疑で進む
納経所に地図があり雑談してたのに
肝心な事を伺い忘れた事を後悔・こうかい

交通量がある住宅、商店街 国道155号だろうなと進む
更に広い道を出て国道 155号である事を確信したが
目線先に踏切、待てよ、右折する目印、あったかな・見落としたのかな
さてと・見渡すと、80番 栖光院への小さな看板
胸を撫で下ろし右折

道は登り、次の案内に期待したが、見落としたか
途中ウォーキングの方に訊ねると知らないとの事で更に進む

閑静な住宅街に来てしまった
登りきった位置で、井戸端会議中の若い主婦に訊ねる
皆、首傾げ、一人「ぁぁなんとか参りの・・」そうですそうです
「あの先右へ下った右に確かあったかと」

結局最初に右折した付近でもう一度訊ねて、ようやく到着

ガイドブックとの位置関係未だに不可解なり
お寺横の墓地裏道から山門へ向う

第80番札所 栖光院(すこういん)
山門(9:10)

境内(9:27)

山門を潜った先に歴史を感じる見事な楠木
石段を登った先に本堂と弘法堂

参拝後、周辺見学写真撮って下の納経所へ
「はぃ80番です、よくお参りされました・・・」と
その労いの言葉、迷走しての到着にぴったり
もしこれが暑い日であったらと思う次第

再び国道155を望む(9:46)

その手前線路沿いの路地(9:46)


栖光院を出て順当な行程を再確認したような、でも未だ不可解は残る
次、国道に出て進むか線路沿い路地を進むか迷ったが
ここはガイドブックに忠実に線路沿い路地を
案の定、犬に吠えられる

目印を左折、国道に出た先に81番 龍蔵寺が

第81番札所 龍蔵寺(りゅうぞうじ)
山門(9:54)

境内(10:12)

国道に沿って山門
車もここから入るのだろうかと一礼して、こじんまりした境内へ
お地蔵さん達に掛けられた真っ赤で真新しい、よどかけ?が印象的だ

「今日は、おてりがないから少し寒いですね、どうぞ休みに食べて下さい」

お墓参りの地元の主婦二人
「この前、本四国を満願出来ました一度は行っておきたかったので、よかった・・」
などのお話が聞こえる中
頂いたお菓子を境内で、一休み
高横須賀駅東交差点(11:00)


目印を見落とさないよう右折
その道ガイドブックには国道155とあるが
これまた不可解、右折した所間違えたかな

名鉄常滑線と河和線を抜け
大きな交差点、左折目印も無く
さて、どっちの道

交差点手前の細い道を
それらしき方向へと向う

スーパ,コンビニ横を先に進み目に入った
大きなお寺”長源寺”

その門前路地を進むと幼稚園前
左手に大きな山門らしき


国道 155号を右折し横須賀町中の商店街
手押し車を押した買物客の主婦
突然、立止まり手を合わせ「ご苦労様です」と我が身に

”あっ・どうも”と一礼、返礼したのみに終わってしまった

やはり、こちらも合掌”南無大師遍照金剛”と唱えるべきであったが
咄嗟のの出来事で、その余裕がなかった、いかんなぁ〜

第82番札所 観福寺(かんぷくじ)
山門(11:14)

境内(11:40)

立派な山門、その正面両側垣根の先が本堂
読経中、団体さん十数人境内へ

歩け歩け同好会、それとも地域由緒見学会
リーダの説明案内と共に境内見学

山門付近、誰からとも無くお昼との声
リーダ、ここらでお昼にしますか


大田川(11:58)


もうお昼だったんだ、早い!
午前中のんびり、し過ぎたかな

名鉄”大田川駅”
今回の知多四国巡拝で、よく耳にしたが
大田川を歩いて渡るのは初めて

第83番札所 彌勒寺(みろくじ)
山門(12:03)



境内(12:38)

境内(12:41)


真新しい山門、その中に木彫仁王像が安置されている
その裏には先代の仁王像、一体は朽ちてその形相は判らないが安置されていた
いずれも、作暦など詳細の説明はなかった

本堂と弘法堂に続いて境内中央のお堂
時計回りに3回お参りすれば
現世ご利益がとの案内
お参りの仕方は判らないが
四箇所に一本づつお線香とお賽銭を奉納し三回、願いを込めて参拝

納経所”ベルが壊れているので大きな音で”の案内
思わず力一杯、あまりにも大きな音に慌てて釣り鐘押さえる
暫く待つが現れず
もう一度、境内に響く鐘の音

お昼だょ(12:55)

83番から85番へはweb地図と併用で進む
市役所前に”かっぱ寿司”
今日は、うどんがいいかなと先に進む

次に目に入った看板
”四季の味処 寿司・天ぷら”結局すし屋に
開店以来好評のランチと記された
あっ・名前忘れてしまった
にぎり寿司とうどんのセットメニュー
満腹・美味しかったぁ〜

食事中張り紙きょろきょろ
寅ふぐ、おこぜ、うまづらはぎ・・など等
どれも美味しそう

再度の来店を思い、お店の名刺頂いて帰る

第86番札所 観音寺(かんのんじ)
山門(13:47)

境内(14:14)

少し高台に位置する、山門手前からは知多の工業地帯が望め
名古屋港へ入港する汽笛の音も聞こえたような気がした

満腹な、お腹抱え息も絶え絶え読経
その途中、自転車お遍路さんかな、すーっと現れ
「ふぅー疲れたと写真2,3枚写され、お参りする事もなく立ち去る」

「歩いてですか・ご苦労様」とお庫裏さん

風が心地よい静かな境内で、どっこいしょ・一休み

左折目印の自販機(14:19)

小学校前札所への案内(14:39)

観音寺へ向う時、左折した目印の自販機
その交差点を今度は直進する

距離感が違うのか目印がない、見失う
そうこうしているうちに朝失敗した似たような住宅街へ

この地域、詳しいですがとセールス風の若い女性に
○○ウーマンって感じの方であったが、少し方向がずれている案内
一旦広い交差点へ出てweb地図再確認、方角定めて突進

平州小学校を左折、その正門前近くに清水寺への案内看板
路地を進むと突然お寺が現れたって感じ
ここが 85番 清水寺だ

第85番札所 清水寺(せいすいじ)
山門・境内(14:43)

山門無く境内と駐車場兼用
堂内は大変こざっぱりと片付けられ心地よい感じが

「今日は温かでしたね」と少し低音の尼さん

多くの方は”きよみずでら”と呼ばれるか伺いたかったが
つまらん質問かなと取りやめ

さて次はどっちだと、きょろきょろしていると
先ほどの自転車お遍路さん
既に結願され、編集の過程で写真と距離が可笑しく再確認の訪問をされている
名古屋在住の方と暫し雑談
日に映える桜の紅葉(15:22)

玄猷寺は右(15:35)

今日はいつもより早く打ち留め出来るかと思っていたが、どっこいもう三時半近く

清水寺を出た住宅街で遊ぶ小学生に
「がんばってください」と激励
”おぅ・ありがとう”とにこやかに返礼

見守るおばぁさん「この先右方向です」
その言葉に従い堤防を右折、気をよくしてどんどん進む

複雑な交差点も疑いなく
暫くして、あれ?web地図の目標とするものがない
修理工場のお兄さんに訊ねると
全く反対へ進んでいた
堤防から離れ地図に従ったのに不思議だ

第84番札所 玄猷寺(げんにゅうじ)
山門(15:37)

境内(15:53)

工事中の玄猷寺
本堂へ上がろうと真新しい扉を開けると
本堂では集会が、ためらい引き下がり読経
その途中、本堂から、か弱いご詠歌の歌声

和服に真白な、かっぽうぎが似合う
柔和なお庫裏さんに色々伺うと

来年 大師堂とお庭が完成
再来年、平成23年5月頃に山門が完成したら
落慶法要をお勤めになられるとの事

本堂へ上がろうとしたが・・・と告げると
「すいませんね、今 ご詠歌の練習をしていますので」

境内他写真撮っていると、地元の方か近づいて来て
「歩いて廻られてますか、私は12回廻りました、毎朝一枚写経しています」と
写経と梵語のような写しを名刺サイズにラミネートされた紙片を頂く
他、暫く雑談

大府市長草町付近(16:30)


次は地蔵寺まで≒3.5Km何とか間にあいそうだと玄猷寺を後にする
姫島の大きな交差点、どちらへ進むか迷い
印刷したweb地図でも詳細不明ではあったが訊ねる人いなくそれらしきへ向う

大切な始めの一歩なのに、またしても安易に

念のため途中、下校途中の中学生に、この道はJR共和駅方向ですかと訊ねると
少し心配そうな顔、地図を眺め「下の道を通っているけど・・・」
”方向は間違いないょね”と押し付けてしまった

知多半島道路を横断した頃、先ほどの中学生「判りますか」と
ここでも”ありがとう、方向は間違いないよね”と再び押し付け
それにしても随分と遠くから徒歩で、登下校しているんだなと後姿を

暫くして、どうも様子が変だな

コンビニで休憩する運転手さんに
「そうだねぇ〜判り易いのは・・・」と笑顔の案内
V字方向へ引返す事に
(もしガイドブックの地図を提示していたら運転手さんも困惑したであろうなと勝手な解釈)

中学生の案内と周辺施設をweb地図でよく確認すれば
とんでもない方向違いに向っていることに気が付いたのに
沈む夕日を横目に一心不乱の早足
もし納経時間に間に合わなくても止むなしと

更に郵便配達係員さんに念のため確認、5番はこの道の先ですね
「5番と言うと、地蔵寺かな、ひたすら真っ直ぐ、神社の横です」
ぁぁ、まだかなり先か

中学生や郵便配達の方への質問方法とその対応が悪かったと思いつつ
ご宝号と光明真言を口ずさみ早足は続く

本郷の複雑な交差点手前、神社横のお寺へ駆け込むように飛び込む
おかげで納経終了時間 3分前に到着

参拝前に納経所へ向う
第 5番札所 地蔵寺(じぞうじ)
山門(16:57)

境内(17:13)

納経所で仔細をお話し先に納経印を頂く
境内に戻り水場、綺麗な水がとうとうと流れ心地よい

境内はもうすっかり暗くなり
堂内の薄明かり頼りに読経

その灯りも消え教本が読めない
幸い防犯用のライトが点いたり消えたりして読経を続けられる

境内撮影していると「電気つけましょうか」と、お庫裏さん、いぇ大丈夫ですょ
「これ暫くは点いているんです、どうぞ」と防犯灯が点灯する位置へ

共和温泉(17:42)

共和駅前ロータリー(17:46)


お寺を出で再び工事中の本郷の交差点

交通整理のガードマンさんに始めの一歩を訊ねる
交通整理中、ちょいとひんしゅく我侭すぎたか
でも親切に、あのコンビニあたりでもう一度確認して下さいと

そのコンビニ前のスタンドでJR協和駅方向を確認
次のY字交差点を右へ行けば共和駅に
自分の思っている方向と違う案内に
余計につっけんどうに感じたな

そのY字交差点を右に進んだ所で再度訊ね納得

ぁぁ今日も色々とあったなと駅に向う途中
銭湯か共和温泉
入ろうか、どうしよう、でも着替えはシャツのみだし
暫く立止まり思案するが止める

思いのほか早く駅に到着、再開発中の駅は真っ暗
区間快速のJR東海道本線 2両編成のディーゼル車


結願一歩前

万全の準備をし出かけた知多四国巡拝 9日目
82番 観福寺へ向う途中、東海市横須賀町の商店街付近で
買い物客の主婦
立止まり手を合わせ「ご苦労様です」と挨拶を受ける
”あっ・どうも”と返礼したのみ

84番 玄猷寺へ向う途中では小学生に
「がんばっさてください」と激励される
いずれも、嬉しい初体験

ガイドブックとweb地図片手のお遍路さん
相変わらず方向違いへ進むこと二度ほど

5番 地蔵寺へ向う途中では
下校途中の中学生に、5番 地蔵寺と聞いても判らないかと思い
この道はJR共和駅方向ですかと訊ねる
少し心配そうな顔、地図を眺め「下の道を通っているけど・・・」

”方向は間違いないょね”と押し付けてしまった事で
中学生の次の言葉を遮ったのかも知れない

コンビニで休憩する運転手さんに
「そうだねぇ〜判り易いのは・・・」と笑顔の案内

日が沈む夕日を横目に一心不乱の早足
おかげで納経終了時間 3分前に到着

色々な出来事の中、今日も皆さんに助けられ、激励され一日を終える事が出来た

南無大師遍照金剛


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