090527

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知多四国 二日目
2009-5/27(水)
出発最寄駅:JR亀崎駅 帰着最寄駅:名鉄住吉町駅      天気:晴 概算距離:20Km 概算費用:4,910円
札所番/累積 山号 寺名 ふりがな 距離 着時刻
JR武豊線 亀崎駅 - - - - 7:10
54番 /11 亀嶺山 海潮院 かいちょういん 1.2 7:32
番外 /01 年弘法亀宝山 東光寺 とうこうじ 0.8 8:08
12番 /12 徳応山 福住寺 ふくじゅじ 2.6 9:30
13番 /13 板峯山 安楽寺 あんらくじ 3.0 10:31
14番 /14 円通山 興昌寺 こうしょうじ 0.5 11:06
15番 /15 龍渓山 洞雲院 どううんいん 1.4 11:50
17番 /16 樫木山 観音寺 かんのんじ 2.3 13:21
16番 /17 鳳凰山 平泉寺 へいせんじ 0.5 13:58
番外 /02 奥之院清涼山 海蔵寺 かいぞうじ 3.2 15:08
18番 /18 開運山 光照寺 こうしょうじ 1.2 15:42
19番 /19 前明山 光照院 こうしょういん 1.7 16:26
20番 /20 萬松山 龍台院 りゅうだいいん 0.8 17:02
名鉄 住吉町駅 - - - 0.6 17:49
19.8 ≒10hrs

例によって家族の休日と週間天気予報を見比べながら日程調整
初日の実績から今回も≒20Kmほど、12寺の巡拝を計画
モデルコースと異なり少々変則的になってしまった

番外札所 東光寺から12番札所 福住寺へはより慎重に
札所のある半田市亀崎地区
1ヶ月ほど早ければの潮干祭も見学できたのに残念

この時期、納経時間は18時までとの事で一日のんびり参拝
と願いつつ本日も小牧駅始発の電車に乗車

祈願する事は
供養・『俊徳院穏光日茂信士』
供養・『敬徳院妙光日鈴信女』
・ 家族面々の身体健全、大難は小難・小難は無難を願う


19番札所・光照院(こうしょういん)

JR武豊線 亀崎駅  7:10着

JR武豊線で思い出すのは
SLが逆向きに接続して走っていた事だ

乗車したのは
知多四国巡拝により初めての体験である

亀崎駅は無人駅?
切符はカウンターに散乱
記念に持ち帰る

本日の行程で郵便局は目に留まらず
唯一、日付けのある切符となる
半田亀崎市街(7:26)

亀崎駅から路地には入らず
主要道路を進む

潮干祭に使用される山車の保管庫が点在する
亀崎町内、時折通勤の車が通るが、また静かだ
第54番札所 海潮院(かいちょういん)
山門(7:32)

境内(7:52)

町中を抜け、大きな神前神社の横に
54番札所 海潮院が

札所前のR247は名古屋方面へ向う通勤渋滞が既に始まっている

本四国と特異とする一つで離れた位置に存在する
なぜ・と疑問を持ったが深く考えないことに
こじんまりとした境内
亀崎町内のほぼ中心から路地へ入る(8:03)

54番札所 海潮院から番外札所 東光寺へは
地図的には西の方向であるが
そこへ抜ける道はなく
暫らく戻って路地に入る

車の往来はなく
通学の学生が

途中”東光寺へ”の案内看板
少し坂を登ると
朱色の門柱が
番外札所 東光寺(とうこうじ)
山門(8:08)

境内(8:33)

広い納経所に入りブザーを押すと
お庫裏さんが出てこられ対応くださる
続いて住職さんも現れる

12番札所への行程を尋ねると
「54番へは行かれましたか」
地図を持って見えるからと言いながらお二人でその地図を覗き込んで
親切に説明して頂く

公園横から幼稚園へ送られる園児の姿を見ながら教えられた国道へ出る
国道を進む(8:51)
ここまでは順調に(9:06)
目標の、かみや美術館・あと200m先右へとの案内看板
それらしき道へ進み、かみや美術館を目指す
かなり進むがない、畑地が続く、遠く目線先にもなさそうだ

坂を登りきった所で
野良仕事の方に尋ねると
「あの先の森が美術館だょ」
様子を見て「弘法さんかね、暑いのにご苦労さん、13番はあっちへ行くだ」
等など親切に教えて頂く

弘法さんの、のぼりと案内看板の写真を撮っていると
「福住寺かね、この先学校のほうへ向うといいよ」と地元の方に教えられる
(9:26)


国道から右折する道を間違えたのかな?
それにしても、かみや美術館は地図に示されている道沿いではなかったような
不思議だ

第12番札所 福住寺(ふくじゅじ)
山門(9:30)

弘法堂の前(9:56)


蝋燭立てと線香鉢
正に、一石二鳥
(最近、参拝の往復電車内で四文字熟語勉強中)
車遍路の方に続いて歩き遍路の方
その方が地図を眺めていると納経所のほうから
「判りますか」に続いて説明される
蝋燭や線香の準備中耳は、その説明を聞くともなしに

納経所に行き、かみや美術館が見つからず迷走しましたと伝えると
笑われてしまった、先ほどの説明聞いていたんですがと再び説明を求める
「何度でも説明しますょ」と若いお庫裏さん
地図を見て説明いただく
「この地図新しいのかな、今、国道には歩道が出来ていますから脇道へ入らず
国道をしっかり排気ガスを吸いながら歩いてください」と笑みを浮かべて

写真を撮っているとその方の母親か母屋から境内へ出てこられ
「歩いて廻られているんですか、ご苦労様です
今日、午後から曇りのようですから少し楽かもしれませんね」
との声に送られ札所を後にする

国道脇の野草(10:16)

国道は確かに車の通行が多いが
両脇には広い歩道が整備されている

途中、からすのえんどう?か
紫の野草の群生
目印見落さないよう、せっせと歩く

ふと交差点の町名を見上げると
左折する地点に
あら・もうついた、危ないあぶない!
うっかりしていたら通り過ぎるところであった

第13番札所 安楽寺(あんらくじ)
山門(10:31)

一休み場所(10:53)

用水路を渡った所に札所
その反対側には小さなお店

境内の片隅に”一休み・ひとやすみ”の記された祠風建物
お言葉に甘えて一息
ぐるりとベンチ風の椅子が
その上で絵手紙の数々が展示されている

馬が1頭放牧されている(11:04)

用水路に沿って興昌寺へ向う
その途中
牧場でもなさそうだし、農耕馬かな、珍しい

12番札所 福住寺で一足先に出られた
歩き遍路の方
13番では既にお参りを済まされ
出かけるところ
14番に着いたらもう
既に姿は見られなかった
少しお話しすればよかったかな
第14番札所 興昌寺(こうしょうじ)
山門(11:06)

境内(11:23)

お参りしていると
定年一年生風、仲良し組み(失礼)の男性お二人
その一人の方、般若心経を早口でうまい読経をされ
少し聞き入ってしまった

国道沿いにある石柱(11:46)


石柱から暫らく路地を進む(11:47)


興昌寺から住宅街を抜け、更に畑地を抜け名鉄河和線を渡り国道へ
洞雲院と記された石柱を通り路地をうろうろし到着
第15番札所 洞雲院(どううんいん)
山門(11:50

境内(12:05)

14番で遭遇した定年二人組み13番へ行かれたようだが
ここ洞雲院で再び会う・はゃ!
立派な銀杏の大木が両脇に

本日、迷走が続いたもののお昼時に食事が出来そうな町中雰囲気
洞雲院から出た国道沿いの「四季の和食 えちぜん」へ

四国ムードで?
”あじとかつおのちらしセット,ざるそば付き”\1,280円とも思ったが
”おろし天そばランチ”\880円
のんびり・お腹まんぷく
会計時思いのほか高かったので
レシート見ると,生ビール,\540 タカッ!
阿久比町役場から脇道へ(13:04)
案内看板には17番へ800mと記されていたが

ここまで地元の方に訊ねて(13:14)
保育園のある位置までたどり着く


坂を上りきった所に案内看板
”17番 歩道”と記された看板を見落し(気が着かず)
なんの疑いもなく"17番 車道”の方向へ進む
さらに迷走し、着いた所はお寺の裏手

さらに
山門と思われる石段を下りる

いゃ〜複雑
第17番札所 観音寺(かんのんじ)
山門(13:21)

境内(13:41)

見上げる石段
小じんまりした境内

洞雲院で遭遇したご夫婦の方
昼食時間もほぼ同じであったのかな
再び観音寺へ入る登り坂で遭遇
少子の後に続いてきたようだ
(間違えてご免なさい)
境内のベンチでのんびり休息されていた

駐車場横の石柱門
山門前の路地

16番札所までは0.5Kmとの事、もう少し歩いたような感じ
国道を横切って直ぐ、弘法さんの、のぼりと駐車場への看板

今度は逆らって山門を探しお寺をぐるりと、お墓の裏手へ更に進むが入り口らしきなく
ひき返し駐車場入口へ
石柱があり、車での遍路が多く、もうこの山門は誰も通らないのだ
と、勝手な解釈(後でそんなわけないだろうと自己叱責)

しかし、もう少し先に進んでいれば山門へ到着できたのに
なんて言うことだ!
第16番札所 平泉寺(へいせんじ)
山門(14:16)

境内(14:15)

広々とした境内
時折、参拝の方そう云えば今日は先回より参拝の方が多いような気がする

納経所の住職さん
「カメラに色々荷物が多くて大変ですね」と
数珠,輪袈裟,納経帳と山野袋へ格納する仕草を見て

そう云えば今までお礼を言って納経帳を受け取った後
直ぐ扉を閉め戻られるのでなく、我が格納の仕草を見届け
「お気をつけて」と送り出される

混雑するお寺の事務的な扱いと違い
なんとも温かさを感じる


さて今度は
番外札所 海蔵寺まで≒3.2Km
間違えないようにと地図と首っ引きで
山門より出て、さて右か左か
しばし周辺を眺めうろうろ
目標のアピタと名鉄線との位置関係を地図を回しては確かめ左へ進む

田んぼ、用水路横の細い道
車は多いが歩道なく慎重に暫らく進む
広い歩道のある上り坂の道に出て目標を見落さないようひたすら進み
大きな交差点を右折し直ぐの路地を左折

弘法さんの、のぼりが目に入り
その先に入口がと思い進むがなく
ひき返しのぼりに従って進むと、お寺の横手に出たようだ

番外札所 海蔵寺(かいぞうじ)
山門らしき(15:09)

境内(15:29)

突然現れたご婦人十数名の、お遍路さん
どかどかとやって来て元気よい読経に圧倒される

広い境内、本堂前の松の木は圧巻である
納経所のブザーを押すと、即
「どうぞお入りください」と広い庫裏の入口に座られて控えていた
大学生風?若奥さん
国道沿いの旧家(15:40)

地図に従い路地の中を進むが迷走雰囲気
なので、地元の通行の方に訊ねる
「この先の国道を下りた左にあります」
との説明に国道へ出て
立派な石組みのお屋敷を過ぎたら直ぐだった
第18番札所 光照寺(こうしょうじ)
山門(15:42)

境内(15:58)

本堂と比較的広い弘法堂が中空の渡り廊下で接続され
その下は駐車場へと抜けられるようだ

日が傾き風が爽やかになってきた
静かな境内

用水路沿い(16:16)

札所前から酒の文化館を望む(16:27)

次の19番札所 光照院まで再び町中を進むようだ目標は酒の文化館
用水路脇を通る事を、ためらったが・二つ目の橋・と慎重に進む

酒の文化館、密かな楽しみは試飲
しかし、残念!見学は事前予約制との事で閉まっていた
第19番札所 光照院(こうしょういん)
山門(16:26)
境内(16:44)




比較的アスファルトや石を敷き詰めた境内が多い中
緑一面、手入れは大変であろうが目に優しさを感じる
その一角のお地蔵さんと多く並んだ仏像さんの表情もほのぼのしてて見入ってしまう

暫らくのんびり、何処からともなく夕げの香が
JR武豊線の踏切(16:52)

路地に入り迷走(17:01)


この地域、中埜酒造さんの建物かな黒塀の蔵が建ち並ぶ、地図では踏切から近いような雰囲気
ところが、どっこい
路地に入り二つほど違ったお寺を迷走

地元の方にヘルプ
「あの先、秋葉さん、と言っても判らんね、あの角を右へ」と教えられる
ふぅ〜
第20番札所 龍台院(りゅうだいいん)
山門(17:02)

境内(17:26)

札所に入ると、突然先客の参拝者「ここは判らんかったねぇ〜」と色々
そうですね、自分も地図を見ながら苦労して到着しました
少し話の食違いをお互い感じた(その方は車遍路の方)
「まだ一時間あるから、もう一つお参りできる」と札所を後にされた

境内は広くはないが木々が、うっそうと繁り少し薄暗い、晴天で日が差せば、美しいであろう
その狭い中に鶴の置物

外からは緊急車両の音と車の走行音
これがなければ静かで、落着け、のんびり出来るのにとも思ったが
やぶ蚊攻撃にもあい17:20本日終了早々に退散




酒屋さんがある町、地下水が美味しいのかな
現役の井戸ポンプ、地下水は口にはしなかったが
(17:33)

駅へ向う途中
つたの絡まるお屋敷
思わずパチリ

極めつけ、最後の落ちは
駅近くに到着したが中央分離帯があり渡れない
止む無く、戻って駅に到着
着いた所は行き先と違う反対方面
えっ!連絡通路ないの

今度は線路に沿う道を反対側へ
漸く駅に到着
名鉄河和線 住吉町駅(17:49)

新鵜沼行き急行の前に
金山行き普通が17:51
しかし誰も乗らない
この先近くの駅で追い越されるかと
みなと同じにする
急行は通勤の方もみえて、座れない

ぁぁ〜座りたいょ
普通電車なら楽チンで座れたのに
その普通電車は、かなり先まで進んでいた
残念!


二日目を追えて

2回目の油断と慢心から地図の見間違い、勘違い更には勝手な思い込みが多く
迷走が続く

心の中で地図の距離感が不親切,まだ完成されていない地域も
と、色々人のせいに。いかん・いかん、もし地図がなければ
自助努力に多くの時間を費やす必要や
札所にたどり着けないであろうと、心の呟きを打ち消す

不要な荷物の排除と登山用靴下着用のお蔭で
肉体的な疲れはなかったが
迷走と加えて12ヶ所もの札所を巡拝
した為、気分的な疲れがどっと

しかし、納経所や途中地元の方の親切には感謝

次回からは多くても20Kmを越えない範囲で
10ヶ所程度に押さえるのが賢明と感じた次第なり


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