090703

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知多四国 四日目
2009-7/3(金)
出発最寄駅:名鉄河和駅 帰着最寄駅:知多乗合 師崎バス停      天気:曇天 概算距離:16Km 概算費用:6,585円
札所番/累積 山号 寺名 ふりがな 距離 着時刻
名鉄河和駅 - - - - 7:18
27番 /27 天竜山 誓海寺 せいかいじ 3.5 8:12
開山所 /05 天竜山 禅林堂 ぜんりんどう 同札所内 -
28番 /28 浄光山 永寿寺 えいじゅじ 2.9 9:24
29番 /29 大悲山 正法寺 せいほうじ 2.6 10:33
34番 /30 宝珠山 性慶院 しょうけいいん 2.6 11:34
33番 /31 宝珠山 北室院 きたむろいん 隣接 11:52
31番 /32 宝珠山 利生院 りせいいん 隣接 12:16
32番 /33 宝珠山 宝乗院 ほうじょういん 隣接 12:36
30番 /34 宝珠山 医王寺 いおうじ 隣接 12:54
35番 /35 神光山 成願寺 じょうがんじ 1.8 14:54
36番 /36 天永山 編照寺 へんじょうじ 2.0 15:46
知多乗合 師崎バス停 - - - 0.4 16:14
16.2 ≒9hrs

先月に続いて8日に巡拝の予定をしたが雨模様なので7/3とした

本日は名鉄河和線 終点から知多半島の、ほぼ先端 師崎まで
約 16Km 11札所の巡拝

小牧を始発でなく2番電車でも乗継から同じであるが
何時もと同じように5:32の始発に乗車、河和駅に 7:18着

27番 誓海寺へは河和駅から知多乗合バスで古市までバスがお勧めと
しかし
そのバスは既に7:03分に発車、次は8:03発なので
歩くことに

今日予定した札所は11ヶ寺と多いが
知多四国の特色の中の一つ

”遍路泣かせ”ではなく、”楽チン遍路”
30番から34番の 5札所が隣接している

祈願する事は
供養・『俊徳院穏光日茂信士』
供養・『敬徳院妙光日鈴信女』
・ 家族面々の身体健全、大難は小難・小難は無難を願う


31番札所・利生院(りせいいん)

名鉄河和線 河和駅(7:26)

九篠交差点の石柱(8:06)

名鉄金山駅から、6:38発快速特急 河和行き乗車・河和駅 7:18着

電車の中でうとうとしたせいか、歩き始めは頭が重く
しばらく通勤で混雑する国道247号、車に注意しながら歩く
河和交差点から脇道、今度は
ヘルメットを被った小学生の列

歩く人も途絶えた頃、地図にある”九篠”の交差点にある石柱を右折
知多中央道を潜ると
27番札所 誓海寺(せいかいじ)と 開山所 禅林堂(ぜんりんどう)は近い
第27番札所 誓海寺(せいかいじ)
開山所 禅林堂(ぜんりんどう)
山門(8:12)

境内(8:38)

立派な鐘楼門を潜って
境内へ

思いのほか境内はこじんまりとしている

読経中、同年代風の男性 拍子木?を鳴らし軽快且つ重々しく読経

納経を済ませ身支度していると
その方「歩きのようですが気をつけてお参り下さい」と

山門を出たところで住職さん?かな
草花の手入れ
「今日は暑くなりますから、休み休みな、お参り下さいょ・気をつけて」と
再び激励される

本堂横に安置されていた弘法大師像
なにを語ろうとしているのか

しばらく立ち止まって心の対話するが
凡人の我が身には答え見つからず



ひっそりとした、つくだに街道(9:07)

28番へ”最初の橋を右へ”との案内板(9:17)

さて?どっちだと悩む路地(9:20)

27番札所 誓海寺から再び九篠交差点へ戻り
高速道路に沿うような形で進む
時折”つくだに街道”の案内板

そのつくだに街道の前の脇道を進むと
28番へ”最初の橋を右へ”との案内板

左の写真の位置で悩む?
橋は通ってなかったが、さてどっちだ
このまま先に進んで良いか
でも、でもなんとなく右折して様子見

集落が見え始めると同時に
再び札所への案内看板
ぁぁ真っ直ぐ進んでなくてよかった

山門の案内に沿って
28番札所へ到着
第28番札所 永寿寺(えいじゅじ)
山門(9:24)

境内(9:47)

豊丘”切山”記されたポンプ


境内は小じんまりし、小石が敷かれ
それを踏みしめる音が神秘的だ

札所に着いた時お寺の周辺の草取りを
されていたのはお庫裏さんだったかな

納経帳の押印と
次の札所への質問に答え
我が身の身支度を確認し再び草取りへ

のんびり、きょろきょろ
本堂前の柿木も珍しい
睡蓮は咲いてないが
大きな鉢には、めだか

庫裏の玄関上には
消防のポンプだろうか
飾ってあった
山門前の路地・車一台がやっと通れる


山門を出て左へ


暫らく進むと石柱(9:49)


写真を撮って先に進む
かなり進んで、どうも様子が可笑しいと
石柱の位置まで引き返し、路地へ

集落を抜けると、緩やかな上り(10:03)
両脇は青々とした田んぼ
続いて垣根のような雑木林が暫らく続く


坂を上りきった所で分かれ道?(10:06)
真っ直ぐ?右?・どっち
地図と見比べながら
真っ直ぐを選択

う!間違っていたのかな(10:07)
不安ながら山の中へ





地図に記されていた”竹林”(10:07)
鉄塔は目に入らなかったが
安心して進む

28番 永寿寺から山越えをした感じだ

(10:13)
山の中を抜けると目線先に弘法さんの、のぼり旗
えっ!もう札所に着いたの
と思ったら地図にある地蔵さん
お参りして先に進むと

乙方の川沿い集落
確かこの近くに簡易郵便局がと
懐かしい光景を楽しみながら

しかし、橋が多くどこの橋を渡れば
目印の”火の見やぐら”も
JAも(後に”アグリス”に変わったことを知る)
見つからず、それらしき位置で
丁度屋根工事をしていた方を見上げ尋ねる
「この先坂を下った所」と教えられ

意を強くして
地図の目標物を確認しながら進むと
お寺らしき建物が遠くに
第29番札所 正法寺(せいほうじ)
山門(10:33)

境内(10:56)

閑散とした境内、すずめの鳴き音のみ
庫裏では住職さんらしきとお寺の役員さん達と打合せ中

塔のある観音堂が本堂であろうか?
躊躇し観音像の前で参拝

弘法堂では、蝋燭とお線香をお供えする場所も
納め札を入れる所もなく
読経だけ済まさせて貰う

打合せされている建物の反対側に納経所
ブザーを押すとお庫裏さん登場
「歩かれているようですが、ここまで直ぐ判りましたか?」
恐らく多くの方が、ここまでの道のりを語られ
その大変さをを知り尽くしているような雰囲気

山越えで大変でした、と答えたのみ
それ以上の話や質問の気力が失せていた
心の中では”途中、案内看板を立ててくれれば良いのに”と

境内で親子地蔵を眺めながら暫し休憩、疲れを取る

29番札所 正法寺を出て少し上った所(11:03)

振り返り29番札所 正法寺を望むと、
随分山の中のような雰囲気が
県道7号線へ出る(11:13)

先ほどの山道よりひどい歩道
延々と続く
(11:25)


知多中央度終点の豊浜icに接続する
草ぼうぼうの県道へ出て
初めての交差点、ここを左かな?
と地図を眺める、でも交差点名は
”大井西”となっている、地図は”北廻間”

偶然、自転車で通りかかった老女に尋ねる
「いい地図を持ってるね」と言いながら
交差点先の看板まで案内され
「この交差点をあっちに行くと弘法さんが」・・・と
教えられる

「どちらから?、暑いのにご苦労様です」他
地図と交差点名が違いますね・・など暫し雑談

人とすれ違うことの少ない今回の巡拝
もし、ここでこの方に会えなければ
大変なロスをしていた
感謝です

web地図の交差点名は”北廻間”になっている
不思議だ
第34番札所 性慶院(しょうけいいん)
山門(11:34)

境内(11:49)


大井漁港の近く
30番から34番 5ヶ寺が隣接する地域
札所順ではないが34番へ参拝

こじんまりと掃除の行き届いた境内
納経印はまとめてポンでなく
一つ一つ丁寧に押印頂いた

第33番札所 北室院(きたむろいん)
山門(11:52)

山門の仁王さん

境内(12:13)
ここも掃除が行き届き
かすかに虫のなき音が聞こえる境内

読経していると
先客の参拝者とお寺の方と会話
上陸大師の場所やら、兎に角大きな声だ

上陸大師を含む納経を済ませ
境内で休息や写真撮っていると

所用を済ませたのであろう
小柄な作業服姿の女性、山門から戻り
「このお地蔵さん可愛い顔しているでしょう
うちのお寺のお地蔵さん」と言いながら
半分以上顔が隠れてしまったエプロンを下へ

大きな声の持ち主はこの方
いゃ〜元気そうだ
第31番札所 利生院(りせいいん)
山門(12:16)

境内(12:32)


朱塗りの山門と細長い境内
朝のうち大輪を咲かせたのであろう蓮の花が

庫裏はあるが人の気配はない
その玄関前の大きな檻の中に猫が二匹
その檻は下から、手洗い・遊び場・寝室と三段になる
珍しい
第32番札所 宝乗院(ほうじょういん)
山門(12:36)

境内(12:51)

この札所で
30,31,32番・まとめて納経頂く

境内に咲くミニ睡蓮やはすの話を納経していただいた
お庫裏さんが説明

特にピンク色のハスは”おおがはす”といって
古代の種から発芽させたものとの事
詳しそうで詳しくない説明に加え
「ハスは咲くときにポンと音がするそうですが、私はまだ聞いたことがないんです」
ミニ睡蓮含めて珍しいものである様子は理解できた

帰宅し今朝の新聞を見ると、その大賀ハスの事が一面に
約二千年前の種から発芽、繁殖した太古のハス・との事
出かける前に読んでいれば
もう少し会話が出来たのに残念


ミニ睡蓮

手前が大賀ハス
第30番札所 医王寺(いおうじ)
山門(12:54)

境内(13:10)

威厳と異様な雰囲気を感じる境内

水場奥の弘法大師像の頭が木の実か、なにやら堆積して痛々しい



河和駅を出て国道から離れ
34番札所 性慶院へ向かう
県道7号の交差点まで
コンビニやお店はなく

大井港近くでたむろしていた方に
昼食が出来る所を尋ねると
「この先にラーメン屋があるょ」と
教えられ、先ずは腹ごしらえ

満腹のお腹を抱え、南知多大井郵便局を訪問し
知多四国のシンボル的存在の上陸大師さんへ

蝋燭と線香をあげ、読経

展望台へ上がって次に進むべきであったのか
そのまま海岸堤防沿いを進んだら
道は途絶え、止む無く引き返し国道へ出る

(14:23)

(14:53)

国道からそれらしい路地を右折
廃品回収の集積をする中学生等に尋ねると
暫らく考え、この先にお寺はあるとの事

川沿いの路地を進むと
三十三番札所 直伝弘法 新蔵寺に
着いてしまった

さてどっちだと悩んでいると
路地から、ご婦人現れ尋ねることが
「ご苦労様です」の言葉に送られ
成願寺に到着
第35番札所 成願寺(じょうがんじ)
山門(14:54)

境内(15:11)

境内では庭師さん3名が剪定作業
本堂前”やまもも”の木は幹周りが太く立派だ

納経所では住職さんであろうか、静かに座って待っていた


(15:45)

国道に戻りコンビニを過ぎた辺りの
師崎郵便局を訪問し
それらしい路地に

尋ねると
「今おばあさんが行ったからついていけば」と
教えられるが、うば車を押してのよちよち歩き
追い越し”旅館みどりや”の前で
井戸端会議中のおばさん5〜6名
「お参りはこっちだょ」
教えられた路地

第36番札所 編照寺(へんじょうじ)
山門(15:46)

境内(16:03)

くちなしの花の香りが境内に漂い、トンビの鳴き声が何処からともなく聞こえる

本日最後の読経を済ませ、納経所へ
息子さんであろうか、どっどっと現れ、無表情に押印

知多乗合 師崎バス停(16:14)

島から到着するフェリーが見え隠れする
師崎バス停

巡拝は16:05終了
河和行きバスは16:45発

上陸大師付近からパラパラしだした雨
その雨足が少し強くなってきたので
バス停近く農協の屋根の下で
休憩雨宿り


四日目を追えて

天気予報では夜から雨との事であったが、ふりだしが早かった
コンビニで傘を買おうか迷ったが合羽もあるからと止める
小牧へ着いてからも大した雨ではなく菅笠が役に立つ

本日は先回とほぼ同様の≒16Kmの行程
日差しは、ほとんどない曇天
境内で読経していると微かな風が心地よい一日

あまりキョロキョロせず体力温存省エネ歩行
でも、体感的に20Km近く歩いた感じでバス停に着いた時はぐったり

迷走は相変わらず
今回は町の方とすれ違うことが極めて少ない地域
しかし、その要所で偶然にも幾人かの方に巡り合え
事なきを得たのは感謝だ


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