091016

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知多四国 五日目
2009-10/16(金)
出発最寄駅:河和港 帰着最寄駅:山海バス停      天気:晴 概算距離:20Km 概算費用:8,150円
札所番/累積 山号 寺名 ふりがな 距離 着時刻
名鉄海上観光 日間賀西港 - - - - 8:08
37番 /37(日間賀島) 魚養山 大光院 だいこういん 1.4 8:20
38番 /38(篠島) 龍門山 正法禅寺 しょうほうぜんじ 0.9 9:53
番外 /06(篠島) 寂静山 西方寺 さいほうじ 0.1 10:12
39番 /39(篠島) 金剛山 医徳院 いとくいん 0.3 10:33
番外 /07 青泰山 浄土寺 じょうどじ 3.0 13:17
40番 /40 普門山 影向寺 ようごうじ 4.0 14:19
番外 /08 岩屋山 奥之院 おくのいん 4.9 15:42
43番 /41 大慈山 岩屋寺 いわやじ 0.3 16:11
42番 /42 瑞岸山 天龍寺 てんりゅうじ 0.7 16:39
41番 /** 松原山 西方寺 さいほうじ 1.2 (17:20)
知多乗合 山海バス停 - - - 0.2 17:25
(17.0) ≒12hrs

知多四国八十八ヶ所、特色の一つである
島へ渡っての巡拝

その行程について
車で師崎まで行き船で渡る事も考慮したが
河和港から船で渡り師崎港へ戻り巡拝を続ける事にした

島内での移動及び滞在時間が掴めないが、予定として
・河和港発 7:45 〜 日間賀島着(西港) 8:05 日間賀島滞在≒1:30
・日間賀島(東港)発 9:30 〜 篠島着 9:40          篠島滞在≒2:00
・篠島発 11:40 〜 師崎着 12:00

ポイントは日間賀島での滞在時間≒1時間で済まされ
篠島行き 9:30発の船に乗れるかである

昼食を篠島か船内で済ませ
師崎へ到着後、番外札所 浄土寺から
知多半島の左側に位置する札所を巡拝
何時もと違って午前中のんびり、午後から欲張り巡拝となる
そんな行動計画を立てた

祈願する事は
供養・『俊徳院穏光日茂信士』
供養・『敬徳院妙光日鈴信女』
・ 家族面々の身体健全、大難は小難・小難は無難を願う

4325番札所・岩屋寺(いわやじ) 奥の院

河和港へ7時頃到着
河和港観光総合センター(切符売場)の扉が開けられる
売場窓口はまだ閉鎖中,自動券売機を眺めていると

「何処に?ここに戻ってくる?」と 更に「弘法さん、やっとるかね・・・」
発・着含め2島巡り\2000円のコースの紹介を大変親切に受ける
暫くして
「7:45発は西港に着くから・・・」と日賀間島の地図パンフレットを持ってきて
これまた、ご丁寧に説明していただいた

朝から大変清々しい気持ちになる



名鉄海上観光船 河和港

島から到着した朝一番の船
高校生たちが足早に降りて行く

乗船するのは釣り人が数人
日賀間島・西港
日賀間島・東港
両港の歓迎たこ


秋晴れ快晴なので、海岸道路を東港へ向かう
途中の観光ホテルの窓から「おはようございまーす」と黄色い歓声
京都から修学旅行で来ているらしい

日間賀島と篠島には局巡りで島内を歩いているが、その時とは様子が違うであろう
と、東港過ぎて札所に向かうが、どうも通り過ぎたようで
ウォーキング中のご夫婦に尋ねる、夫々にご説明いただく

第37番札所 大光院(だいこういん)・・・日間賀島
山門

境内

島内の生活道路から訪ねると、この石柱に出るようだ
縁側にちょいとしたお土産売場

境内はさっぱりって言うか殺風景
ご住職さんらしき方、朝の準備で境内に
話し掛けたが少々不機嫌そうな雰囲気かな

久々の参拝で、しどろもどろ
且つ船の時間も気にしながら

しかし日間賀島(東港) 9:30発に余裕を持って間に合う
が、なにを勘違いしていたのか9:40発と思い込んでいた
島内散策していたら乗り遅れるところだった

日間賀島から同じ船に乗船したベテラン風お遍路さん、篠島へ着いてその方について歩く
郵便局を過ぎた辺りで見失う、とにかくスタコラ早足だ

島内路地を少し登った所に 38番札所 正法禅寺
第38番札所 正法禅寺(しょうほうぜんじ)・・・篠島
山門

境内

周囲の斜面には墓地、境内は、こじんまり、さっぱり

お庫裏さんかな、納経後「次は門を出て右へ行ってください」と案内される
境内や山門出て写真撮っていると、心配そうに覗き込んでくれた
あっ今写真撮らせて頂いていますからと答えると安心された様子

危なっかしい墓地の石段を登ると民家、さてどっちだ右か左か?
暫く立ち止り案内標識を探すがない
ならばと左手に進むと、下から

「そっちじゃないょぉ〜反対!」と助け舟

周辺の写真を撮り忘れていたのが残念
番外札所 西方寺(さいほうじ)・・・篠島
山門

境内

境内から遠く港が眺められる高台に位置する
気さくな、お庫裏さん「この前の台風は大変でした、瓦は飛ぶし・・」
その修復工事であろう職人さんが沢山

ご住職さん休憩中の職人さんに配られたジュース
「よかったら飲んで下さい」とご親切に

台風18号の被害にあった島の名所・帝井(みかどい)


西方寺から医徳院へ向かう途中
島の名所の井戸

大木が倒れ、そのあおりで東屋が倒壊したようだ

その様子を眺めていたら
島内の足”バイクが
「頭を忘れたょ」と菅笠を
西方寺の住職さん、にこやかに
わざわざ届けて下さる

ご親切感謝です
ありがとうございました

第39番札所 医徳院(いとくいん)・・・篠島
山門

境内

幼稚園を併設する医徳院、境内には遊戯や広場がある

納経所のベルを押し暫く待つと、弘法堂の奥から
「お待たせしております、すぐ参りますから」と
小走りで納経所内へ

「台風で落ち葉がひどく、掃いても掃いても・・」
他の参拝の方が「伊勢湾台風はどうでした」と尋ねると
お庫裏さん「その時、まだ私はここにいなかったので判りませんがひどかったようです」
とのやりとりに、改めて時の流れを感ずる

境内の石仏

境内の片隅に置かれた石仏
「写真撮って下さるんですか」とお庫裏さん

「これは若い石工さんが泊り込みで
硬い、この石は硬いと言って仕上げられました」
へぇ〜一週間で仕上がるんですか等
暫し雑談し、お庫裏さん再び履き掃除へ


篠島の札所は、ほぼ中心部に、まとまってある
島でよく見かける生活路地を幾つも眺め
途中の郵便局へ立ち寄り港へ向かう


島内独特の生活路地

師崎港

三河湾は湖面のように穏やか
無事2島の巡拝を終え師崎港へ到着
篠島で昼食と思ったが適当なお店がなく
師崎港の出店でのんびり昼食

これからは
知多半島の西側、伊勢湾岸沿いに位置する
霊場の巡拝に
午前中は船による楽チン遍路
お昼、食べ過ぎかのんびりし過ぎたか体が重い
ふり返ると羽豆岬

番外札所 浄土寺までは師崎港から≒3Kmだ

国道247号をひたすら歩き
小佐バス停前、奥まった位置に
番外札所 浄土寺がある
番外札所 浄土寺(じょうどじ)
山門

境内

一汗かいてお寺に到着
掃除がゆきとどく、こざっぱりした静粛な境内の日陰で小休止

国道 247号のお土産屋さん

小佐バス停を過ぎた辺りから
民家やお店が連なる国道247号

第40番札所 影向寺(ようごうじ)
山門

境内


とてもよく整備された境内
二組の参拝者が足早に去る

本堂の建築や彫刻の説明書きが本堂前にあるが知識なく
ほーっと眺めて終わる



42番 天龍寺 手前の里山光景


山海バス停から海岸沿いを離れ
知多半島の中心部へ

40番の参拝を終え札所順に参拝するか
それとも
43番 岩屋寺 奥の院を先に参拝するか

日没が早いので
41,42,43番を飛ばし奥の院へ
番外札所 奥之院(おくのいん)
山門

山門から続く薄暗い小道
両脇のお墓には
真新しいお花が供され
お燈明もあちこちに灯されていた
奥の院 本堂

女人堂


本堂と女人堂の内部は薄暗く霊気を感じる

知多四国まだ半分ほどしか参拝していないが
最も印象的な札所で、たっぷり時間を掛けて参拝したい所だ




奥の院近くの光景

日没少し前の里山
立ち上がる煙、何故かほっとして眺める

途中
軍人像が沢山並べられている
所があったが
薄暗く横目でちらりと眺め過ぎ去る

第43番札所 岩屋寺(いわやじ)
山門

境内


大変、立派なお寺だ

本堂内にある納経所
出向くと「奥の院も押させて頂きます」

第42番札所 天龍寺(てんりゅうじ)
山門

境内

この時期の納経時間を改めて確認すると、やはり5時まで
今日はこれで終わり41番へは無理と独り言を発すると

住職さんに「岩屋寺まで行けれたのでいいのでは」と言われる
境内でもう少しのんびりしたかったが

住職さん、後片付け、庭の水撒き
しだれ桜や庭木が多い境内加えて松の盆栽も見事だ

お寺を出て、道端で小休止
一人で自転車に乗る幼子が遠くから、大丈夫かなぁ〜と眺める
近くにくると、可愛い声で「こんにちわ」

第41番札所 西方寺(さいほうじ)
本堂も納経所も暗く硬く閉ざされていた、一礼してバス停に向かう

山海バス停

バスの運行本数は少ないことは認識していたが
次のバスは最終の17:34発
グットタイミング

もしこのバスに乗り遅れていたら
名鉄 内海駅まで≒4Km えっちらこっちら
疲れ果てたであろう

それにしても、このバス停
待つ位置が危なっかしいな

名鉄知多新線 内海駅


バスは17:44内海駅に到着
もうすっかり暗くなった10月

五日目は 7月以来≒ 2ケ月振りの参拝となる
予定は随分前に立てたまま、特に見直しもせず、何時もの始発に乗る
日の出前辺りはまだ薄暗い

河和港で大変親切な係員さんの説明を受け
湖面のように静か三河湾を出航、久々の巡拝が始まる

島では秋晴れの天気に誘われたのか参拝者が時折
お庫裏さんに船の時間を尋ねたり、お庫裏さんから案内を受けたり
午前中、のんびり巡拝が終わる

師崎港12時到着、次の札所へ向かう途中で昼食と思ったが
引き返し、港の出店で昼食・ちょいとのんびり、すっかり観光気分になっていた

国道247号伊勢湾岸沿いをひたすら歩く
四国23番から24番は景色は違うが
こうした海沿いを≒3日間も歩き続けるのだろうな思いつつ

心地よい汗の中
もし・・・・たら
篠島で一つ前の船(10:55)に乗船できていたら
昼食を師崎港でのんびりせず、船内でしていたら
41番から札所順に参拝していたら
と、思いつつ
41番札所 西方寺を残して巡拝を終える


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