091030

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知多四国 六日目
2009-10/30(金)
出発最寄駅:名鉄内海駅 帰着最寄駅:名鉄野間駅      天気:晴 概算距離:18Km 概算費用:5,640円
札所番/累積 山号 寺名 ふりがな 距離 着時刻
名鉄 知多新線 内海駅 - - - - 7:38
47番 /43 井際山 持宝院 じほういん 0.3 7:59
46番 /44 井際山 如意輪寺 にょいりんじ 1.0 8:39
44番 /45 管生山 大宝寺 だいほうじ 2.0 9:45
41番 /46 松原山 西方寺 さいほうじ 3.0 10:52
45番 /47 尾風山 泉蔵院 せんぞういん 3.1 11:53
48番 /48 禅林山 良参寺 りょうさんじ 3.8 13:44
49番 /49 護国山 吉祥寺 きちじょうじ 2.0 14:28
56番 /50 祥雲山 瑞境寺 ずいきょうじ 0.6 15:07
52番 /51 鶴林山 蜜蔵院 みつぞういん 0.2 15:29
53番 /52 鶴林山 安養院 あんよういん 0.3 15:52
50番 /53 鶴林山 大御堂寺 おおみどうじ 0.2 16:15
51番 /54 鶴林山 野間大坊 のまたいぼう 1.3 16:36
55番 /** 曇華山 法山寺 ほうざんじ - 参拝できず
57番 /** 乳竇山 報恩寺 ほうおんじ - 参拝できず
名鉄 知多新線 野間駅 - - - - 17:18
17.8 ≒10hrs

知多四国八十八ヶ所巡拝も、約半分ほど参拝
今回、歩行予定距離は比較的少ないが
欲張って 14の札所巡拝を計画

慌しい一日となるかな

祈願する事は
供養・『俊徳院穏光日茂信士』
供養・『敬徳院妙光日鈴信女』
・ 家族面々の身体健全、大難は小難・小難は無難を願う
加えて今回は 生前お世話になった方の、ご冥福を祈る


49番札所・吉祥寺(きちじょうじ)

名鉄知多新線 内海駅


改訂された路線検索
乗換の少ない犬山経由でも料金は同じ?
駅員さんに確認すると幾分高いとの事
なので、何時もの平安通り経由

名鉄金山駅でのんびり普通列車で行くかと
河和行きに乗車、途中 6:20頃
真っ赤な太陽がビルの合間から見え隠れする
写真・と思うがタイミングを逸する

途中、急行と快速特急に追抜かれると案内
車掌さんに確認
親切な案内により、快速特急に乗り換える

名鉄の難しいダイヤの一つ
幸い快速特急の停車する駅であったので
よかったが、これが単に退避通過待ち駅であると
最悪


内海駅で身支度整え、本日の巡拝開始・風もなく秋晴れ爽やかだ
グランドや体育館から朝練の元気な声がする
中学校の横を過ぎた突当たりが
47番 札所の入り口だ

池に近づくと小滝のような水が突然流れ始めた・おっ!とびっくり
向かって左側がスロープ,右手が石段
本堂・弘法堂へと通ずる
第47番札所 持宝院(じほういん)
山門

境内

静かな境内
小鳥の囀る音と竹箒の音
時折、遠くに電車音

札所前の路地


再び内海駅近くに戻り町中を
目印のお店を見落とさないよう
きよろきょろしながら左折、暫く歩くと
役場の先に山門が
第46番札所 如意輪寺(にょいりんじ)
山門

境内

山門は本堂に向かって左横
多くの方は正面の路地から入られるようだ

5〜6名のご婦人の団体さん
先達さんに続いて読経

川沿いの路地
本日は参拝順が47・46・44・41・45・・とバラバラ
慎重に歩いているが
またしても地図の距離縮尺と概略に惑わされ
あれ・目標見落としたかなと引き返し
石柱のある路地を44番への道と思い込み進む

どうも様子が変?
幸い訊ねる人が
「ぜんぜん違うよ・”内海川って言うんだけど”川まで
戻ってずっーと右に進むと
○○鉄工が、その付近にもくれん茶屋の
看板が出ているから・・・」


視界の広がる交差点に出てぐるりと一周
あっ!あれが○○鉄工か
続いて
札所案内の看板

ずっと先、山の麓近くに差し掛かると、薄暗い山間、夕方でなくよかったと先に進む


第44番札所 大宝寺(だいほうじ)
山門

境内

山門横にお土産屋さん、みかんや柿が結構沢山並べられている

バスでの団体さんであろうかどっと
納経所では風呂敷一杯の納経帖に、若い女性ガイドさん自ら押印
窓口に”ご自由にどうぞ”の張り紙

納経所内には、人影は見られない、窓口に近づくと
ガイドさん手を休め「押されます」と譲って下さる
出来ればお願いしますと押印を委ね横の箱に納経料投入

賑やかな物音に尼僧さん納経所窓口へ
41番 西方寺への道
”山門を下り途中の民家の所を山手に入るんですか”と確認する

「歩きですか、、そう歩き、山道はいいですょぉ〜今日はお天気もよろしいですし
最近歩きの方が増えました」と物静かに

境内の片隅でメモしていると
一人の男性、境内に響き渡る元気な読経が始まった

44番から41番へ向かう山道(峠)

山道を41番 西方寺へ向かうと足音の気配
振り返ると先ほどの元気な男性

東浦の方で、もう四巡目との事
リュックから取出した地図には
要所にメモ書きビッシリ
色々会話しながら峠越えし里山へ

向かう札所が違うので左右に別れる

峠を下り神社を過ぎた田園地帯
ベテランお遍路さんに「珍しい光景、写真撮られたら」と促される

先回も眺めた知多の里山風景
どの辺りの峠を越えたのかなと振り返る


第41番札所 西方寺(さいほうじ)
山門

境内

今まで知多山間の静かな札所が続いたが
一転国道247号沿い、伊勢湾がキラキラ輝く

山海バス停
先回はここからバスに乗り内海駅へ向かったが
45番札所 泉蔵院まで≒3.1Km
伊勢湾沿いをひたひたと歩く

東浜バス停近くで、またまた向かう路地を間違えロス
国道247号が右に大きくカーブする
手前の脇道を登ると
目指す札所
第45番札所 泉蔵院(せんぞういん)
山門

境内


脇道を登ると本堂の横手
大工さん修復工事の機械音
読経中 12時の地元サイレンが高々と

大工さんたちお互い声掛け合い、お昼の弁当
境内し〜んと静かになる

納経所の前に”レモン×ボンタン=ボンデローザ”と記した
大きく実をつけた木

山門は国道から入った路地側に

48番 良参寺へ右折するポイント

内海の町中
本日巡拝する札所が多いので境内でおにぎりと
思っていたがコンビニらしきも目に入らず
先にランチ食堂が見つかり昼食

満腹のお腹抱え歩くとコンビニ、まぁこんなもんだな

国道沿い
草引きの女性「歩いて廻られているんですか
それは大変、ご苦労様です、頑張って下さい」
次に工場の男性「おぅ!ごくろうさん」と
二人の方に激励される

札所近くにきて目印の火の見やぐらはなく
弘法さんの幟旗が
もし、これがなかったら通り過ぎてしまったであろう
第48番札所 良参寺(りょうさんじ)
山門

境内


立派な大木がある境内で暫し休憩

49番 吉祥寺への道
山道の入り口


知多四国で初めて見た遍路マーク


先の台風被害かな、山道を被う倒木

山道を進むにつれ不安になったが丁石発見

第49番札所 吉祥寺(きちじょうじ)
山門

境内


こじんまりとしているが何か重々しい札所

納経料を差し出すタイミングは難しいが
今回納経帖に載せてお願いする
押印された納経帖受領、暫くして
「今、100円もらったかね」
あっ一緒にお渡ししましたが

決して騙したわけではありませんょ


49番 吉祥寺から少し戻って目印の石柱を眺めていると
散歩中の犬に吠えられる幸い繋がれていたので安心
「弘法さんは、そこを入ってください」と教えられる

石柱に刻まれた”かうぼう”ってどんな意味か伺えばよかった

暫く進むと山道、ちょいとした峠越え
56番 瑞境寺への路地入り口

続いて山道へ

第56番札所 瑞境寺(ずいきょうじ)
山門

境内

本日は知多美浜の山間地区の静かな札所
風もなく爽やかな秋晴れ
その日も西に傾き夕暮れの様子

日差しを受けながら一息
56番 瑞境寺の先
56番 瑞境寺を出ると直ぐ53番 蜜蔵院だ
弘法さんの幟端が日に輝きひらめく
第52番札所 蜜蔵院(みつぞういん)
田園の中の山門
境内
納経帖に押印後、お庫裏さん
「歩いてみえるの、あらまぁ、今日は暑かったでしょう、何処まで行かれます」
この時間ですと、何処まで行かれるでしょか・・・・など暫し雑談

頭の上でカラスが”かぁかぁ”
もう帰ろってかな
53番 安養院の門前から 52番 蜜蔵院を振り返る
またまた札所を出たら
直ぐ左折する
一瞬こんな近くにと疑う
第53番札所 安養院(あんよういん)
山門
境内
本堂の賽銭箱前で猫ちゃん3匹昼寝
”チャリン”賽銭の音にニャーと振り向く
境内にも数匹の猫

樹齢600年近くの蘇鉄が見事だ
野間大坊の森

4時過ぎ、あと50,51番の二つを参拝して終わりと
のんびり野間大坊方面へ向かう

第50番札所 大御堂寺(おおみどうじ)
歴史ある山門から本堂を眺める
広い境内にはもう誰もいない

ご納経は51番 野間大坊でされる
この地を訪れたのは小学校の頃
林間学習かなにかで、記憶は定かでない
ただ
源義朝公の首を洗ったとされる血の池を
恐々覗き込んだ事と
入浴中に殺され
「我に小太刀の一本なりともあれば」
とのガイドさんの説明が微かに記憶の中に

その時以来の訪問

第51番札所 野間大坊(のまたいぼう)
ご祈祷所の案内が目立つ山門
境内

50番 大御堂寺から51番 野間大坊へ向かう

同じ敷地内かと周辺うろうろし、土塀沿いを歩くと外に出てしまった、あれれ?
もう一度引き返し
祈祷所と記された山門をよくよく見ると、ここが51番札所であった

納経帖を渡された後、丁寧に合掌される
深々と一礼して札所を出る

読経の順番とか少し疑問な所を訊ねたかったが
もう5時近くなので諦めた

一息入れた後、名鉄知多新線 野間駅へ
地図をしっかり見ないで向かう
国道247号に出て初めて
反対方向に歩いていたことに気づく
毎度のドジ

再び野間大坊j前を通り
休耕地に咲くコスモスを横目に駅へ到着

六日目を追えて
穏やかな秋晴れの中、知多の山間の札所をのんびり巡拝できた

加えて
ベテランの歩き遍路の方と数十分ではあるが
共に一山越えた(山とは少しオーバかな)

道々、知多四国の道案内を含めた事情など教わる
更に同年代であるが故の生活環境などの会話も楽しいひと時であった

また何時か何処かの札所で再開を記して峠を下りた里山で左右に別れる


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